私は残念なことにサッカーの経験者ではない。
大阪府のローカル大会程度なら表彰状をもらえるレベル
の長距離陸上選手兼自転車選手だった過去はあるので、
走る事の経験ならよく判るつもりだが、
球扱いの経験は疎い。
もっとも雨の日の陸上部の練習は部員全員でサッカー
遊びというのが多かったので、サッカーをやった経験は
あるが、
中長距離パート選手全員が全盛期のガットゥーゾ状態!
なにせ1日の練習総距離がダッシュを含めて20~30km
ぐらいか、
200m80本だ、800m20本だ、1500m10本だ、
100、200、400、800、1600mを20秒ジョグでつなぐ
レペテーション走8本だとか、
締め?に毎日10km走だとか、
毎日朝、夕、夜と走る連中の集合ゆえ、
サッカーぐらいなら誰もバテない。
特に昔はスパルタが当たり前、水も飲まずに走らされる
時代だった。
適当にスペースへ出たボールには100m11秒クラスの
短距離陣がゴロゴロいるのであっという間に追いつき、
シュートとなるが、これがまたシュートがしょぼいので、
まったく点が入らなかったりして…ww。
当時顧問先生の指導方針で、水を飲むのはダメ、
足を冷やすのはダメ、連日激練習しないとダメという、
炎天下でも練習量は容赦なく、
今では考えられないムチャな指導だった。
私は理屈に合わないと悉く反発した。
こっそり足は練習後に水で冷やし、
顧問の目を盗んで頻繁に水を飲み、
定期的にズル休みをして完全休養日も作り、
自主的に体調を整えた。
その方がキレキレになるのが体験上判っていて、
汗で水が出れば、出る分だけ飲まないと水分が無くなく
なるはず。もし無くなったら死ぬんじゃないか。
熱射病とかの原因もそれだろうと、
それらが当時私の考えた理屈で、
何かをする時、常に理屈をこねるひねた性格が私の個性
だと思っている。
私にはサッカー選手の経験は無い、
サッカーファンとしての目を養うため、
補う為にとにかく試合数を見て、
選手に近い感覚と試合を進める為の理屈を覚えるしかな
いと考え、とにかくたくさん試合を見るよう努力してきた。
ここまでの生涯で数えたことは無いが数千試合ぐらい見た
計算になる。
そんな中、サッカーの試合の進め方で理屈に合わない
やり方みたいなものぐらいは少しは判るようにはなって
きたつもりで…。
長い前置きの後、昨日の代表戦、
コートジボアールの監督や選手のコメントから、
前半は疲れるのでゆっくりやりたい?と言う選手がいた
とか、コートジボアールの監督は選手の多くと初めて会っ
たばかりだとか?
完全に物見遊山のチームなんである。
ドログバとか2人のトゥレとかいないし、
シーズオンオフに入ったばかりのバケーション気分とか、
このチーム相手にシーズン真っ盛りで合宿もしての代表
なら4-0、5-0あたりで勝つのが本当は妥当!
勝つのは当たり前、ポゼッションも当たり前、
しかるに、
こんな相手に押し込まれ続けてどうするのか!!
もうどうしようもない感じがした。
私が感じる理屈に合わない日本のサッカー、
岡田サッカー、
例えばサイド攻撃なら、
センターラインより少し前あたりの低めでボールを受けて
起点にするのが定石ではないのか、
その位置なら縦にドリブルするスペースがあります、
内にも入れます。
まだ低い位置ゆえ、大きなモーションのキックが出来て、
逆サイドにも展開できます。
同サイドを追い越す選手、逆サイを上がる選手、
中に入る選手、中で待つ選手、
下げても奪われてもいいよう低めでフォローするDF、
それら各動きに対応ケアする為、
相手チームは自然と下がり目のポジションを取らざるを
得ず、ポゼッションは高まります。
流れに乗って速攻も良し、ボールを回しながら遅攻も良し、
相手を下がり目にする事で脅威が減り、
今度は後ろの選手が追い越していくオーバーラップ、
流動的なポジションチェンジも出てきます。
何が言いたいのかといえば、
組み立て段階では3つも4つも5つも選択肢を常に用意す
る事でイージーにビルドアップが出来る訳で、
サッカーの戦術とかいわれているものは、
そういう選択肢をたくさん選手に与えられる方法論が中心
かと考えられます。
その方法論によりミスも減り、スタミナも温存でき、
効率的にボールを動かせるわけで、
少しずつ相手のバイタルに近づくにつれ、選択肢は4つだ、
3つだと減り、そこに選手の技術センスがシンクロして、
最後の局面となるのがサッカーのやりようだと私は考え
ていて、
オシムが俊輔や高原にシュート指導しているシーンで、
膨らむような助走で相手はニアかフォアか、
そんな小さな工夫でも、
どちらへシュートが来るのか判らなくなる、
DFがどう対応すればいいのか迷う事になる、
シュートの場合でも常に複数の選択肢を選手に与え、
持つようにさせようとするのを動画で見た事があります。
最後の局面のシュートですらも複数の選択肢を持てと、
オシムの頃はそういう工夫の連続だったわけで、
常に複数の手段を用意して相手に的を絞らせない、
相手の裏をかく、それがサッカーの面白さでもあり、
結果を導くための方法論でもあると、
これらはあくまで私見と前置きした上で、
私はサッカーとはそういうもんだと感じるのですが…。
しかるに昨日の岡田監督のやり方、
DHからサイドの高い位置へいきなり配給されるボールが、
何度も散見されました。
サイドには例えば松井と駒野とか2人がいたりしますが、
高い位置に長いボールでは途中でカットされる確率が非
常に高い、仮に通ったとして、深い位置で受ければ縦を
えぐるスペースは殆どありません。
ゆえに中へのクロスか中へのドリブルか、
あるいは下げるか、攻撃に関しては中へしか選択肢
がないわけで、
その中をケアするように相手複数に立たれ、やがて囲ま
れ、パスカットされたり、体ごとぶつけられて潰されたり、
これでは何も展開できないではないかと、
スペースもなく狭い局面では当然選手のイマジネーション
や個人技を発揮する機会でもなく、
こんな選択肢では何度やっても結果は同じかと、
そもそも単調すぎてサッカーが面白くないではないかと、
FWにクサビを入れた時も同じ、味方のフォロー出し処なく
選択肢なく、FW単独で何かをやらせるかのようで、
囲まれ潰され相手にボールをプレゼントするだけのやり方、
ただ単調に高い位置に配給して、そこの選手の何かを期
待するだけの今の戦い方の実に単調で工夫の無さ、
常に局面ごとに複数の、しかもできるだけ多くの選択肢が
用意されるのが戦術じゃないかと、
私ごときでも、そのぐらいの理屈は考えます。
局面ごとの選択肢とそこからの展開、
それが本当に何も無くて、
ホント日本代表戦を見るのが、忍びなくなってきた。
理屈もな~んもない、
前述の水も飲ませない顧問先生と水も運べない岡田監督
の理不尽さが妙にダブります。
も~今回はワールドカップあかんやろ、
私の理屈から想定される結論であります。
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