スポーツ

2013年4月 2日 (火)

パスが回るから強いのではない ヨルダン戦雑感

今更ですがヨルダン戦の雑感です。

ザッケローニさんのやりたい事、戦術プランは解り易い

勝ち負けは別にしていつも定石でゲームプランを組む

人だという印象です。

ヨルダン戦、アウェイであること、ピッチがデコボコでパ

スサッカーに向かない事、

これらからあえて攻撃を機能させない、パスを回さない

そんなサッカーを志向したんだと感じました。

リスク回避のため、ボランチのポジションを動かさない、

ボランチ経由でビルドアップしない、

手数をかけないカウンター、

リスク回避でサイド経由のビルドアップ、

2列目選手はあえてボランチと距離を置き、

ボランチ経由のボールの場合、

2列目岡崎・香川・清武を縦に敵陣へ走らす、

組み立てなし、パスが通らなくても良い、パスが繫がら

なくても良い、リスクをとことん排除して引き分けで良い。

攻撃は機能させなくて良い、いやあえて機能させてな

い、そんなゲームプランだったと思います。

前哨戦のカナダ戦でも前半はそんなサッカーでした。

後半憲剛がトップ下に入って、ボランチ経由のパス回し

ボランチへのバックパスや横方向のパスを多用した。

あれは危ない、リスクが高い、そんな風に感じた私で

した。

案の定、憲剛選手はザックに意図が解ってないと思わ

れたのか、今回出場機会が無かった。

マスコミは憲剛の出たカナダ戦後半が攻撃が機能した

という、ヨルダン戦も後半の方が良かったという。

日本のマスコミはまだまだか、もしくはほんとは解って

るけど大人の事情で提灯記事を書いたんだろうと感じ

た次第。

それだけリスクを排除した負けないサッカー、

引き分けで良いサッカーに徹したのに、

ミスから先取点を奪われてしまう。

今回はツキが無かったと感じたわけで、

私がザックでも同じプランで挑むと思うわけで、

しゃーないです。

ヨルダン人の反応みると腹立つけど。。。

うん・・原たつのり、なんちゃって(風化中)。。。

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2013年3月10日 (日)

米本くん成長したわ

久しぶりにブログ、

FC東京対柏戦を見た。

昨年ポポさんの縦に早いサッカーに梶山君が

合わないなぁと感じてた。

その点で東君はポポサッカーを良く知ってるの

でとても危険な動きをして面白い。

羽生さんタイプ。

米本君、デビュー年には大ブレイクしたけど、

オイラはそんなに良かったと思わなかった。

前に出て潰す系、インターセプトを得意とする守備。

今野選手と同型の選手。

でも体を入れ替えられてバイタルを空けてしまう事

も多かった印象、昨年もそこはあまり変わらず。

スペースを埋める時と出る時と、その判断は経験の

積み上げなんだろうけど、かなり良くなってる印象。

デビュー年、ショートパスのキック時の軸足のブレ、

つま先立ちになるのでショートパスが安定しない。

前へ飛び出す守備にダッシュが必要だからつま先

立ちがクセに?

ジャンプして着地する時もつま先立ちの形のまま落

ちてくる。危ないよ、ケガするよ、誰か矯正してやれよ

そんな事感じてたら2度も大ケガしてしまった。

もうダメかな、若い才能が…、

でもよくカムバックしたもんだ、大したもんだと。

そしてつま先立ちのクセも矯正されてショートパス

の精度もあがってますわ。

先に書いたバイタルをむやみに空ける事、体を入れ

替えられる事も減った。

良いボランチになったなぁ。

これからが楽しみです。

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2012年8月 7日 (火)

女子サッカー

なでしこ勝ちました、決勝進出!

なかなかハラハラする内容で、逃げ切れてよかっ

たという感想です。

ところで女子サッカーはこのオリンピックで初めて

じっくり見ました。

冷静に見れば、まだまだレベルは高くないんだな

ぁというのが正直な感想です。

別になでしこをクサシテル訳ではなく、

アメリカにせよカナダにせよ、ブラジルにせよ、

なでしこだけでなく女子サッカーはまだまだ質

の面、クォリティで物足りないと感じた訳でし

て、正直すぎるのかもしれないですが。

だから世界一といってもその頂はまだ低い、

逆にいえば今より数段伸びしろがあるとも感じた

次第。

もちろん女子と男子の違いである筋力、

ようは色々なスピードやパワーの違いは当然あ

るわけですが、

今回じっくり見て気になったのはもっと違うところ、

判断力、プレイ選択の正誤、ポジショニング、

走りの質とか、

もちろん基本的なタッチの質、トラップの精度、

キックの精度などもまだまだ女子サッカー界全体

が上がる余地があると感じるのです。

あらゆる部分でクォリティ的にはまだまだ上がる

余地があるように思えたのは事実で。

女子サッカーのプロ化が進むのかは解りません。

世界にプロの女子サッカーリーグが出来ていって

それが隆盛となり、より多くの選手や国が台頭し

ていって、とかなるのか解りません。

ただ何事も進歩していくのが世の常。

今の世界の女子サッカーと比べ、

20年後の世界の女子サッカーは数段レベルが

上がってるかもしれません。

女子といえどモアパワー、モアスピードのサッカー

が展開されてるかもしれません。

20年前は所詮アマチュアのレベルと揶揄される

日が未来に来るのかもしれないなぁと、

そんな事を思った次第。

その時に向かってなでしこもよりハイクォリティに

進化していればいいなぁと。

そんな感想の女子サッカー初体験でありました。

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2012年8月 5日 (日)

オリンピック男子代表に思う

ベスト4ですよ、やりました。

その快挙も凄いですが、

日本のサッカーの水準がいよいよ世界レベル

に到達したと感じる感慨がわたしゃひとしおで

す。

これは歴史の積み重ねなんだろうなぁと思う

わけです。

ここ最近の流れを見ても、

オシムさんは走ることを植えつけた。

残念な事に結果こそ残せませんでしたが、

多くの指導者に影響を与えたんだと私は思う

のです。

なぜならオシムさん以降、Jリーグのサッカー

が急激に変わったから。

当たり前のパス&ゴー、チェイス&カバー、

オフ・ザ・ボールの動き、マークを外す前動作、

Jのサッカーが色々変わった。

岡田さんのサッカー、

後ろにへばりついてとにかくスペース埋めて、

4-5の2ラインで相手にスペース与えない。

ある程度攻撃を放棄する内容は今でも好み

じゃないのですが、

なぜならそんな守り方をしなくてもイタリア流の

守備組織ならもう少し高い位置で守備網を敷

ける、守備的な戦術が充分浸透してない不恰

好なやり方だと、そう思ってたから。

でも岡田さんはそれでもベスト16という結果を

残したわけで、そこは大したもんだと、

そう思ったわけです。

そのベスト16は日本の選手、日本という国に

自分達は世界でやれるという自信を与える大

切な実績だったから。

そして守備を重視すれば少なくとも日本の守備

は世界相手でもそう簡単に組織は崩されない

という確信を残したから。

そしてザッケローニさんが就任。

イタリアのとても理論的な守備戦術が日本に

注入され、

ラインからディアゴナーレという美しい守備ブ

ロックの形成の仕方、

それも選手間の距離や体の向きなど、

より細かく完璧になった守備ブロックの形成、

チェイスに行った後ろへ横ずれしながらカバー

に入るスカラトゥーラ、豊富な運動量でしっか

り走る日本の選手なら今大会のように正確に

空いたスペースを埋められるだろうと思うわけ

で、さらにラインをある程度上げてよりコンパクトに、

空きスペースを埋めていく作業の習得。

ルーティンのように身についた守備は破綻せず

より高い位置での守備網は攻撃の回数も増や

し、

さらに前から相手を追い立てるフォアチェックの

運動量も走るサッカーであって、

走るサッカーが守備にも生きてます。

もうザッケローニさん以降のA代表、五輪代表

ではカウンターで沈むかつての日本の悪癖が

激減。

より高いラインとフォアチェックがショートカウン

ターにも活きてといった具合で、

そしてワールドカップで得た自信、確信みたいな

ものが、本当に選手の顔から自信満々で任務

を遂行するような様子を窺えます。

今じゃ日本のサッカーは本当に美しい守備が出

来てるなぁと、

本当に急激に進化したなぁと、

A代表にも感じますが、私にはオリンピックの

代表にも同様に守備の繊細さが感じられるの

です。

最近ネットを見ててもサッカーに詳しい人が、

よく見てるなぁと思う人が本当に増えました。

サッカーを取り巻く環境も劇的に変わり、

みな目が肥えました。

マスコミは相変わらず低レベルですがね。

今回の五輪、ここからは勝負は時の運、

いつ負けてもおかしくないと思うのですが、

どこが相手でも勝てるポテンシャルを今の

日本サッカーは身につけたかな。

今回もし仮に勝てなくとも、これからこういう

機会は何度でも来るだろう、

それだけのレベルに達した、

そういうものを感じてしまうのです。

なんか目が細まるじゃありませんか。

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2010年8月30日 (月)

FC東京ビルドアップに難ありかな!?

神戸とFC東京の試合、やっと見ました。

東京の場合、今シーズンずっと気になってるのがサイドバッ

クのポジション取りなんですが、神戸戦では露骨に問題点

が見えてました。

私の持論に最終ラインからのビルドアップがスムーズに出来

ないチームはシステムに問題があり、弱いという考えがあり

ます。

最終ラインからのビルドアップは選手個々のポジショニング

が大事な要素であり、1人でもポジション取りがオカシイとス

ムーズなビルドアップが出来ないのがサッカーというゲーム

でありまして、そのチームの実力を見るのに私は最終ライン

からのビルドアップをいつからか特に注意して見るようになり

ました。

サッカーでは攻撃と守りは実は表裏一体で、ポジショニングと

いう意味では実は攻撃時も守備時も同じ意味のものでして、

ビルドアップがスムーズに出来ないチームは守備になった瞬

間、埋めるべきスペースを空けてしまうという意味で守備も脆

いチームだと私は言い切れるかと考えてます。

ではビルドアップがうまくいってるチームはというと、下の図の

ような組み立て、ボールの運びを試合中何度も目撃できます。

Photo

最終ラインからサイド、逆サイド、さらに逆サイドといった感じ

でジグザグを描くようなボールの運びがスムーズに出来る、

相手マークが片側によるとあっさり逆側へサイドチェンジ、

さらにそちらへもマークが寄せると逆側へ再びのチェンジ、

相手のプレッシャーを受けないスペースを使いながら、

途中の選手を経由しながらでもいいし、ダイレクトなチェンジも

いいし、とにかくスムーズに相手のマークを振り切りながら前

線まですばやく運び、攻撃に繋げられるのが大事だと私は考

えます。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さて神戸戦での東京のビルドアップです。

Sb

↑何やら色々書いてますが、わかりやすく書くと、

例えばマイボールになりました。最終ラインの今野選手がSB

の椋原選手にパスを出そうとしています。

ところが何を思ってか椋原選手はセンターライン近く、相手選

手がすぐ前で縦への方向にフタをする位置にさっさと上がって

しまう訳で、これだと今野選手は椋原選手へ出しても、相手が

側にいて奪われてカウンターを受ける可能性があるのでサイド

へパスが出せない訳で、仮にパスを出したとしても、縦方向が

切られてる以上、椋原選手の持つ選択肢は今野選手へのバ

ックパスか、ボランチへの横パスか、その程度しかない訳で、

それでCB今野選手が真ん中のボランチとパス交換すると、

今度はそこが狙われてるという図です。

Sb_2

相手が近くにいてやたら高い位置にいるSB椋原に、

仮に今野選手がパスを出したとしても、縦方向が切られてる

以上、椋原選手の持つ選択肢は今野選手へのバックパスか、

ボランチへの横パスかいずれにせよ前に運べないのは確実

で、パスをリターンされてもボランチかCBかに相手の前線

からのプレスが狙いをつけて迫ってくる訳で、

CB今野&ボランチの2人に戻したパスも、

そこしかないと狙われて前線からのプレスを受けるハメにな

り、今野は前線に長いボールを送ったり、ヨングンは自分で

ある程度ドリブルしたりして、なんとか前に運ぼうとしてまし

たが、苦し紛れのビルドアップが多かったと感じました。

結局SBの最初のポジショニングなんですね。

パスを受けようとするのにわざわざ相手の近くにまでイッキに

上がってポジションを取る意味はなんなんでしょう。

本来ならCBは身近にパスを出せる選手が多いポジションな訳

で↓

Photo_2

SBが相手選手のいない普通の位置に居てくれさえすれば、

身近な位置でも何通りものパス選択と方向が選べるのが普

通なんですが、何を焦っているのか椋原だけでなく北斗も全く

同じようなポジション取りでした。変にSBが高い位置を取るか

ら逆にCBにとってはパスの選択が減り、ロングボールかボラ

ンチとでしかやりとり出来ない、同じくボランチの徳永・梶山も

サイドへのパスコースが無いので出すところに苦しんでる、

そんな風に見えたこの試合のビルドアップでした。

本来はSBが相手プレッシャーの無い位置のサイドで持ってる

間に、中のボランチやCBを高い位置に押し上げたり、

逆サイドのSBが上がる時間を作ったり、

さらには縦にプレスに来る相手ワイドの選手の裏にいるSHの

選手へ縦に通したり、

図で書くとこんな感じなんですが、↓

Photo_3

①相手選手から遠い空いたスペースでパスをもらい、

相手プレスが来る前に次へのパス準備

2

②SBがボールをキープしてる間にボランチを押し上げ、

斜めにパス、もしくは前から来る相手の裏のスペースにポジ

ションを取る味方SHの選手を使ってのビルドアップ。

3_2 

③ここまでのパス交換の時間で逆サイドのSBがスペースへ

走り出して、直接のサイドチェンジやボランチ経由のサイドチェ

ンジ、もしくはボランチを使った壁パスで右SHへの三角パス、

あるいはそのSHの選手を同サイドのSBの選手が今度は追

い越してもいいですし、

いずれにせよリスクの少ないサイドからの展開で、

サイドから中、逆サイドを使う、あるいは同サイドの裏を使って、

さらにそこから相手側バイタルを使って横への揺さぶりなどな

ど、本来ビルドアップを担う中核になるポジションはボランチで

はなくSBなんですが、そのSBの選手のポジション取りの拙さ、

パス出しや判断の遅さ、精度などで攻撃も守備も組織が良く

なく、それゆえ今シースン東京は苦しんでるというのが自分

の考察であります。

しっかし、

即席の北斗はまだしも本職の椋原がこの試合のようなポジ

ション取りなのは、あまりにも初歩的な部分なので、

自分には試合見てて信じられんかったのです…。

誰か椋原と北斗に言ってあげて欲しいです、

「そんな位置にいて、そこから次にどこへ攻撃が展開してい

ける可能性があるの?」と・・・

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2010年8月22日 (日)

今日見た試合の雑感 ①住金鹿島(鹿島アントラーズ)対ヤンマーディーゼル(セレッソ大阪)、ついでにFC東京も。

最近更新間隔が空きまくり、

今日も久しぶりのブログ書きする管理人であります。

セレッソが調子良いです。

鹿島はもうずっと暑さにやられ低調なサッカーのままなのが

気になります。

同じ低調気味なFC東京相手にはなんとかですが、

その他の相手にはご自慢の前からのプレスが最初の数分で

疲弊して終わり、

あとは中盤支配されるのを耐えるだけの時間帯ばかりの試合

が続いているこの頃です。

前からプレスをかけてショートカウンターで勝負する戦術が最

近では大流行のようですが、

自分はチリのビエルサ監督のやりようが形は違えど同じよう

な戦術で、

連戦やスタミナ切れになると全くパフォーマンスが発揮できな

い戦術なので、このフォアチェック&ショートカウンターという

やり方にあまり興味が無い人間であります。

それゆえ日本代表監督がオリベイラさんになるのも嫌だと、

このクソ暑い中での鹿島の敗戦は、それゆえなんか必然で、

当然にも思えた結果でありました。

さてセレッソの場合、家長がレギュラーで起用されだした頃か

ら、ずっと変わらず4-2-3-1の布陣での戦いで、

ボランチの2枚、アマラウとマルチネスの外国人ボランチのセ

ットは、まさに一昨年のシャムスカ大分のようで、

フィジカル面で堅固で、しかもボール扱いの上手い2人で、

鹿島のプレッシャーもなんなくかわし、1つ前の3シャドーへ、

この3シャドーの家長、乾、清武の3人はポジションチェンジし

ながらパス交換多発、横のパスを回すうちに、SBの高橋や

丸橋がオーバーラップしてのサイド攻撃、無理なら戻して逆

サイドから作り直しのワイドな攻撃や1つ下げてボランチから

作り直しで、ゆっくりしたリズムからの個人技、

今日ならダイレクトパス3発&乾のシュートのような形で決め

たように、次の組み立てに備えてその都度ポジション取りの

移動こそすれ、無理に運動量を使わない消耗しない攻撃は

非常にいい、そんな印象であります。

守備の時もあまり前からチェックに行かず、さっさと自陣に引

き篭もって守備ブロックを作る、だからといって高速カウンター

狙いというわけでもなく、行けるときだけ速攻、それ以外はし

っかり組み立ててというやり方で、これは夏場にも強いわと、

そんな印象でありました。

ところでセレッソで印象に残ってる選手として、自分は上本大

海選手!を推したいです。

大分の時の印象では手癖の悪い、粗雑な選手だった印象な

のですが、今年の手を使えばすぐカードという新ルールという

か判定方針に適応して以降、もうずっと試合を見てますが、

上本選手の判断の良さ!体を入れる上手さ!クリアや繋ぐ場

面、人につく場面、遅らせる場面とか、奪う場面とか、

それぞれのシーンごとに間違いない選択をする実に上手いプ

レイヤーではないかと、これは私としては能力を舐めてまし

た。過小評価してました。

今シーズン開幕からずっと見てますが、上本選手いいです。

自分の中では代表でもおかしくないぐらいイイ。

今日の試合でも上本選手の判断で2失点は防いでる、

そんな印象です。

茂庭選手も同様に安定して良いプレイをしています。

なぜ放出されたのか謎なぐらい。

あと、セレッソの選手ですが、旧大分の選手が多いですが、

マイボールになった瞬間、パッとピッチをワイドに使う為、

散らばって拡散するポジショニングが大いに目に付きます。

これは昨年のポポビッチさんの大分からの特徴的なやり方の

1つで、今日も高橋、清武、上本、家長の昨年大分だった選

手が4人も出てましたが、あの頃のポポビッチ時代のサッカー

の影響が確実に今のセレッソにも見て取れ、

誰も書かないようなので、それにも言及しておこうかと。

昨年の経験もあってか、浮かれてないし、レベルアップしてる

しで、セレッソの強さは本物だと思ってます。

あと得点の乾選手ですが、ボールを受ける為のポジショニン

グが素晴らしい、ボール扱いに長けた選手はJに多いですが、

ボールを貰う為のポジショニングとその為の運動、タイミング

が上手い選手、すなわちオフ・ザ・ボールの良い選手は話題

にならないのが自分は不思議です。

オン・ザ・ボールの技術よりレベルの高い相手や試合になる

ほど、むしろ重要なのは自分はオフ・ザ・ボールの能力だと思

っており、“セクシー・フットボール”の申し子乾選手ですが、

これから改善すべきはむしろボールを持った時の能力ではな

いかと、そちらの不足がやや目に付く管理人です。

それもこれから成長するだろうと、そう思います。

自分は開幕の頃、ここでセレッソ6位に予想したのですが、

多分いいとこ突いたような気が…、

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さてFC東京の試合、まだ見てないので結果も知らないので

すが(今日のスカパー再放送録画予定)、

前節までを見る限り、かなりやばくなってる気がします。

選手に覇気もなくなってるような…。

今年の失点の多さは一番にはSBの守備だと自分は思って

ます。

東京の昨年のやり方は4-2-2-2のボックス型と呼ばれる

布陣でした。

このやり方は古典的な4-4-2の1つで、

サイドはサイドバックが1人ずつのみで、中央ばかり選手が多

くなるやり方です。それゆえ中央からの力押しが多くなり、

サイド攻撃が不足する為、ここぞの時のサイド攻撃にはSB

がオーバーラップする必要がありました。

自分は昨年、その底から長い距離を走って来てオーバーラッ

プするSBの選手をシンプルに使わず、オトリ役にして再び中

に切れ込んで個人で勝負するワンパターンな攻撃がやたら多

い事にになんだかなぁと、良くここで書いてました。

話を戻して城福さんのサッカーにはSBが高めのポジションを

取って攻撃参加できる準備が昨年必要であったのですが、

ただSBが高い位置を取り、積極的に攻撃参加するには、

上がった裏が当然弱点であり、後ろの残った守備選手達に

はそのケアも必要でありました。それでも守備に目を瞑り攻

撃を優先する考えは1つのやり方であろうと感じたものです。

それが今年のシーズンになって、米本・梶山のWボランチのケ

ガからシーズン前半はボックス型ではなく、

2列ラインの4-4-2で徳永、それに羽生のWボランチであり

ました。これによりサイドからの攻撃はSHが中心になり、

守備ではSBとSHの2枚になるので守備が安定するものの、

攻撃力は4-2-2-2-の時より選手全体が低い位置に陣

取る事から、あまり多彩な攻撃は出来ないはずで、

山形が昨年から最近までこの2ラインの4-4-2でしたが、

あのように現実的な1点をめぐる戦いになるのが必至で、

その代わり失点は減るはず。

手堅いやり方に変えてきたなぁというのが印象でありました。

その頃、よく結果が今ひとつなのはボランチのせいのように言

われてましたが、自分はそうは思っておらず、

4-4-2ならフラットな最終ラインから自陣サイドにしっかり守

備ポジションを取らないとダメなのに、

なぜか城福さんの指導では前年の4-2-2-2の時のように

中途半端に高い位置を取るSBのポジションが目に付き、

その裏から攻めら失点するのが良く見られ、

そこへ投入された松下や北斗、ヨングンの不慣れもあったの

でしょうが、どの選手も中途半端に高い位置を取りがち、

皆が皆そうだから城福さんの指示だと思うのですが、

その割にオーバラップして攻撃参加する数が多い訳でもなく、

その為の中盤経由のサイドチェンジの数も激減してるように感

じ、なんだか攻撃も守備も中途半端であり、

守備でのポジショニングの悪さばかり見られる今年です。

やがて2ラインの4-4-2は人もボールも動くサッカーではな

いので、やり方を変えてきたのか?

昨年のように4-2-2-2に戻し、でも石川ナオの不調もあっ

て昨年ほど点が取れず引き分け続きは変わらず、

それでも選手の復調や故障選手の復帰によって、

まだまだ上昇する可能性があると私は感じてたのですが、

この頃も失点の原因でもっとも多かったのがSBの裏からの

相手攻撃だと感じてたのですが、

それが大黒の加入で最近は大黒を生かす為にトップの下あ

たりの比較的高い位置でブロックを作り、

そこで奪って飛び出す大黒を狙ってのショートカウンターをや

り始めたのが最近なのですが、

高めの位置にブロックを作り前からプレッシャーをかけ、

奪ってカウンターのそのやり方が最近墓穴を大きくしてる気が

してます。そんな風に感じるこの数試合であります。

守備に安定をもたらしてた徳永をSHにしたりSBに置いたり、

それによりボランチの守備が不安定になってしまい、

しかも高い位置で奪うやり方にボランチの選手のうち1人が参

加する事が多いため、

その裏の自陣の最終ライン前には大きな相手にもってこいの

スペースが出来てしまい、

残ったもう1人のボランチの両脇のスペースがガラ空きになり、

そこで相手に起点を作られ、

サイドでは中途半端に高い選手の裏に入ってくる相手選手に

ギャップを突かれ、

サイド守備の弱点と併せてボランチエリアのバイタルゾーン

にも新たな穴が出来てるのが今の状態かと。

サイドにも中央にも穴があるのが今の東京のやり方で、

このくそ暑いのに今頃高い位置からプレスなど消耗するやり方

を始めた時点で少々愚かな考え方ではないかと、

前節セレッソ戦でサイドから家長にクロスを入れられ、

逆サイドで決められたあのシーンなどまさにSBがフリーで穴

だという象徴的なシーンでありました。

今のFC東京が勝つイメージが自分にはもう持てないのでし

て、さて桜戦を先に見たので、東京は再放送を今日見るので

すが、予想通りの展開になるのかどうか。

中盤もサイドもやられまくる、そんな残念な予想なんですが…

こんな順位にいる選手の質のチームではないのに、

なんか今年のJで東京が一番残念なんであります。

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2010年8月10日 (火)

FC東京対名古屋グランパス戦を見ての雑感

生存していくのに必死で最近ブログどころでなくなってる管理

人です。

サッカー観戦もさすがに最近減り気味、

それでも最近のFC東京の不甲斐なさにさすがに何か書きた

いと、そんな気分なのであります。

昨日の名古屋戦、ロスタイムのラストプレイでの失点による敗

戦でありました。

しかし、失点の兆候はその前から大いにあったのに…、

自分は城福さんの采配ミスであったと、この試合もそうですが

最近采配ミスが多すぎると感じるのであります。

後半30分過ぎから梶山・森重の運動量が落ち、

特に梶山がそうでしたが、守備に戻るのが遅れ、

中盤でフィルターの無い状態が何度もありました。

それゆえ最終ラインが下がり気味にならざるを得ず、

結果最後は押し込まれていく形が増え…、

なのになにゆえフレッシュな徳永をワイドの位置に置き続けた

のか、自分には謎なのであり、あれは失策だと感じます。

そもそも城福さんは選手の特徴を完全に把握していないよう

に思われる事が多々あります。

例えば徳永ですが、彼の特徴は正確なトラップによる球扱い

オン・ザ・ボール状態でのキープ力とパス精度の高さ、

特に足の長い距離あるパスの精度の高さに関しては自分は

日本でも屈指の選手だと思っており、それゆえ昨年からポゼ

ッションサッカーを目指すなら、ボールをたくさん扱える徳永を

中央に置くのが良いとボランチに推していた自分です。

逆にさほど得意でないと感じるのは短距離のアイデアあるショ

ートパス系、瞬発系のスピード突破、そして決まらないミドルシ

ュートだと。

短距離系パスに関しては森重の方がむしろアイデアがありう

まいぐらいで、

その森重の特徴はといえば、今まで見てきた部分では豊富な

運動量、思い切りの良さを生かした突破、前線での球扱いや

アタッカーとしての頭や足からの得点力だと、

逆に球扱いの基礎技術が不十分でプレイ自体が雑ゆえ、

後ろのポジションで守備の中心に使うのは危険なポカが何度

もあるだろうと、もしDFで使うならSBが向いているだろうと、

しかし得点力を生かすなら1つ上のSHやトップ下の方がより

いいのにと…。

一方東京不動のボランチと誰もが見なす梶山選手ですが、

昨日の80分ぐらいだったか、自陣でサイドから中央へ横パス

を出すのを見て自分は思わず大きな悲鳴が…、

このプレイ、全く得点には関係なかったものの時間帯と場所

を考えるとありえない判断のプレイで、欧州のある程度の監督

だったらこの1プレイで彼は試合から干されるだろうと思われ

る、それほどヤバイ判断のプレイでありましたが、

それはさておき、梶山の特徴はといえば独特のボールキープ

から出されるパスが特徴だと、

彼の場合、そのキープ力を生かしてボールを持ち上がる事も

多く、良いパスも数々出せる選手ではありますが、

ボールをキープして持ち上がるドリブルはそれだけ相手に守

る為の、あるいはマークを確認する為の時間的余裕も与えて

しまうプレイであり、もっとシンプルなプレイで叩いて、運動量

で前に行ってスペースで再度貰いなおし、そのままシンプル

にノータッチやワンタッチでラストパスを出せるような、

そんなプレイに変えていかないと、梶山が持ちすぎるゆえに

相手の守備が整う、だから点が入りにくい、そんな側面もチラ

チラ見える訳で…、

さて新加入の大黒です。

かれはタッチ数の少ない短時間で来たボールを処理しシュー

トに持っていけるスキルがあり、マークを外すのもうまい選手

であります。このような裏を取る系の選手は自分が相手DFの

虚を突き、マークをうまく一瞬外すのに成功した時に走りだす

わけで、そのタイミングで後ろからパスを貰いたいと、

そう考えるタイプの選手なのですが、

こういったFWにはパスの出し手が自分の狙ったタイミングで

パスを出そうとするボールをこねるパサーは合わないのが常

で、清水の岡崎も小野とは未だに呼吸が合っておらず、

代表でも中村俊輔とは全く合わなかったように、

大黒と梶山は本来は合いにくい組み合わせであります。

ただ梶山が大黒の要求に応えられて、自分のタイミングを捨

て、大黒に合わるシンプルなプレイをやれば別ですが…、

そんな大黒に合いそうなパサーが実は羽生であり、ボランチ

からの徳永の長めの縦パスではないかと、

名古屋戦、梶山の消耗度合いが高かったので、前述の徳永

の特徴と何より守備を考えれば、終了間際守備で大きく守備

に戻るのが遅れ気味の梶山と森重よりフレッシュな徳永ボラ

ンチであるべきだったと、私にはそう見えた訳で、

さて得点の入らない東京ですが、特に昨日の試合で目に付

いたのが平山でした。

実は平山という選手、意外にもドリブルの回数、距離とも多い

選手で、確かJ’S GOALのサイトで見た記憶があるのです

が、ドリブル回数、ドリブル距離とも平山がJで最多だった記

憶があり、特に彼の場合左ワイドのポジションにいる時にドリ

ブルが多発する選手だと自分の記憶ではそうなっております。

それは彼の利き足が右足である事が大きな理由なのだろうと

予想され、左ワイドから中にドリブルで切れ込んでの平山はシ

ュートの決定率が結構高いと感じており、

昨日は多くのシュートを外した平山ですが、昨日だけでなく平

山がシュートを外すシーンの多くが左足と頭からのシーンに多

く見られ、それを考慮すれば自分なら平山をピッチの左サイド、

ワイドの位置にサイドアタッカーとして置くのが適任だと感じる

のですが、どうも城福さんはピッチ右側のFWに置く事が多く、

それによって左足からの精度の悪いシュートが多く見られる

結果にもなっており、平山のシュートミスを嘆くなら、平山の為

の利き足をいかせるポジションを用意してやればよいのにと、

自分ならそう思うのですが…。

チャンスメイクがうまく、ラストパスが出せ、ドリブル回数・距離

ともに多く、左サイドから中へ切れ込むのが得意、

さらに後ろから追い越すSBに相手をひきつけてパスも出せる

平山の特性を考えれば左SHやウインガーが彼の特性を考え

た場合の最適ポジションだろうと、

そして逆サイドの右に羽生選手、あるいはキープ力があって

後ろから追い越す選手も使え、ショートパスが得意な梶山が

本当は適任ではないかと、もっともトップ下のポジションが用

意できれば梶山はそこが一番いいだろうと思うのですが…。

ただ現実には梶山は攻撃的な位置だと突破やフリーランが少

なく、シュートも素早いモーションで打つのがあまりうまくない、

攻撃的な位置では速さや突破、シュート力が要必須と考えれ

ば、梶山にはそれらの武器がないので中盤よりやっぱり下に

置くしかないかと。

むしろボールを持ちすぎる特性とキープ力で考えればアンカー

の位置あたりが適性になってしまうのかなぁと。

さて点の取れない東京ですが、赤嶺にも色々非難が集まって

る様子、しかし赤嶺は今までの得点パターンを見れば解る通

り、本来の持ち味はシャドーストライカーであり、

相手のマークを外して裏に抜けたり、スペースに出てシュート

を放つのが得意の選手であります。

それゆえ自分は大黒の加入で生きるのは平山ではなく赤嶺だ

と以前どこかで囁いた事があり、

大黒の裏狙いにDFが引っ張られれば、最終ラインにスペース

が空くわけで、それこそ赤嶺の真骨頂の場面だと、

ところがそういうシーンを何度か見てきたのですが、

そんな時に味方の誰も赤嶺を見てないシーンが目に付き、

せっかくフリーになってる場面が何度もあったのに、

それも生かせてない感じで…、

城福さんは赤嶺に縦パスを受ける役目、すなわちクサビの役

をやらせたり、チャンスメイクをさせたりのシーンを多く見ます。

しかし、それで赤嶺が生きるのかといえば、自分的にはノーだ

と感じます。

とにかく上記の選手特徴を考えれば、今のポジション、システ

ム、ゲームプランにおかしいと感じる事しきりです。

以前春ごろ新潟の黒崎監督がデキル!と書いた事がありま

したが、やはり上がってきました。

東京の戦力で監督が黒崎さんなら今頃優勝争いをやってるだ

ろうと、そんな迷走するチームを寂しく見るこの頃なんでありま

す。

この戦力で残留争いとはなんだか。

ちなみに上記の選手特徴を踏まえて自分なら今の選手コンデ

ィションの場合、こんな布陣にするのですが…。

空想FC東京フォーメーション

4-1-2-3

           大黒

平山(森重)            ニョ(田邉)

      徳永       羽生

            梶山

森重     キム     今野    椋原

         権田(塩田)

4-4-2

              大黒(ニョ)

        赤嶺(大黒)

  平山                    羽生(大竹)

                  梶山

             徳永

  森重     キム      今野      椋原

            権田(塩田)

4-2-3-1

              ニョ

     平山      羽生(田邉)     森重(大黒)

            梶山   徳永

     北斗    キム    今野   椋原

             権田(塩田)

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2010年7月13日 (火)

今大会のスペイン

スペイン優勝で幕を閉じたワールドカップでしたが、

ユーロの時よりパスが廻らなくなった、スペインの選手の調子

が悪かったのだろうか?デルボスケさんの采配のせいとか、

よーかいさんが思っておられるようなので、

今回はよーかいさん宛へのエントリーです。

まずパスが回せる状態、ポゼッションしてる状態について

その前提となるリスク管理について書きますが、

サッカーではマイボールの状態と相手ボールの状態、

どちらが失点のリスクが高いのでしょうか?

自分の認識では危険度は、

マイボールで中盤でパスを回す状態>リトリートして相手ボ

ール状態という図式が成り立ちます。

4-4-2とか4-2-3-1とはフォーメーションと呼ばれる

ものは一般に守備の為の配置を表すのに近い布陣なので、

実際は最初の選手並びに過ぎないのですが、

中盤でパスを回す場合、

例えば4-4-2の場合中盤の4を中心にパスを回す事にな

ります。

その中盤、特に真ん中で奪われるミドルカウンターでは守備

の砦は最終ラインの4人だけに、実質CBの2人+キーパー

の計3人が殆ど守る事になり、守備力が大きく落ちます。

もし中盤でなく最終ライン付近で奪われれば、さらにリスクが

上がります。

中盤の守備ブロックも相手ボールホルダーがブロックより

前にいてこその中盤のブロックの意味があり、

ブロックの裏にボールが入れば無意味になると、

中盤がお城の堀だと考えれば、最終ラインは本丸、キーパー

は殿様を守る親衛隊のような感じでしょうか?

本丸内でのボールロストは即、城の陥落に繋がります。

自分はポゼッションしてパスを回すサッカーを日本代表のサッ

カーに推してますが、パスを中盤でたくさん回す行為は実は

かなりリスクを伴う行為で、だから中盤でのパス回しは必要

最小限に早く攻撃地点のサイドに運ぶ為の役目だけにして

できるだけ早くリスクの少ないサイドからの攻撃にもっていき

たいというのが本来セオリーだと、

ポゼッションサッカーのオシムさんでも、ドイツのレーブさんで

もそう考えているのだと思います。

中盤でパスを回す行為をリスクを考えない愚かな行為だと

考えてる監督も守備的な監督では多いのではと思います。

だからパスが回るのは見る分には面白いですが、

実はリスクを背負っている行為だと。

そしてマイボールで自陣中盤でパスを回すくらいなら、

相手ボールにしてしまいリトリートして守備陣形を維持し、

相手のミスを狙う方がリスクなく、カウンターの方が得点にも

繋がりやすいと、

攻撃側だと攻撃と守備を両立しないといけませんが、

守備だけならバランスを考える必要なく守備に専念すれば良

いわけで、

だから引いて守るチームが多くなります。

サッカーではパスを回せてるチームの方が有利に運んでいる

のかといえば必ずしもそうではなく、

守ってる方が楽だから、ボールを持たせてくれるシーンの方が

実は多かったりするので、

中盤で華麗にパスを回してるチームほど結構よく負けます。

ボールを回す、パスが多いのは、相手深くに侵入し、

弱点を確実に突けてない限りは有利でも何でもないと、

そんな感じでしょうか。

なぜなら攻撃で前に出ていく場合、自分たちのハラワタという

べき弱点(ゴールまでのコース)を相手にさらして前に出て行

ってる訳で、全員でゴールへの道筋を塞いでる守備的なチー

ムの方がリスクは少ないのは当然で、

ボールをたくさん持って攻撃してるから有利なんだというのは

表面上そう見える事が多いだけで、

実は勝負面では全く違う状況で、むしろ実情では不利で押さ

れてると見なす場合の方が多いぐらいなのです。

すなわちスペインのパス回しは本来のリスク管理のセオリー

とは真逆に近いサッカーだともいえるやり方だと思います。

これを踏まえて今回のワールドカップを見ると、

グループリーグではまだまだ選手のコンディションが良くなく

調子や状態がイマイチだったというのはよーかいさんと同意

ですが、決勝トーナメントになってからは選手の調子が悪か

ったとは自分は感じませんでした。

イニエスタの判断が大会期間中遅いと思ってたぐらいで、

他の選手は万全だった感じを持ってます。

なのにパスがユーロの時よりあまり廻らなかったのは何故な

のか?

システムですがユーロの時は多くの試合で4-1-4-1か、

4-2-3-1でした。

クアトロなんとかの4人の創造的プレイヤーを並べるやり方は

守備面でのカバーが不十分なのでユーロの時もセスクが先発

を外れる試合が多かったと記憶しています。

今回は4-2-3-1でしたが、4-2-3-1というのは攻撃

の時は多くの場面でボランチ1人が上がり4-1-2-3のい

わゆる4-3-3へ変化します。

今回のスペインは特にこの変化が頻繁でした。

Photo_3

今回のスペインの攻撃の特徴はアンカーのシャビアロンソを

残して、4-1-5のような形で、

ボランチの選手とトップ下の選手が上がったうえでサイドに開

いて、

サイドから個人でFWのようにドリブルで仕掛けるのが特徴だ

ったという事で、

本来サイドから仕掛けるウインガーはその少し下に位置して

この2人のドリブラーのボールロストに備え、下の位置でカバ

に入って守りに備え、

トップ下とボランチのドリブラー選手が相手のサイド守備にぶ

つかった時、裏を回ればいける状況では、そのタイミングで外

を回ってサイドを前に出て行きパスをもらってサイドアタックの

続行を仕掛けるやり方になってました。自分がデルボスケさ

んのやり方が興味深いと以前書いたのは、

リスクを背負いたくないので中盤での回しは抑え気味にして、

中盤の攻撃的選手が早い段階でサイドに流れてサイドアタッ

カーのようになり、そこを起点に人数をかけないでドリブルで

攻めていたからで、

相手に掴まればさらに大外のウインガーが追い越し、

サイド攻撃をドリブルで引きけ継がせるそんなやり方でした(こ

れがオシムさんには気に食わないらしいです・笑。グループ

で崩すのではなくあくまで人数をかけない個人突破だったか

ら、特にドリブルの多いイニエスタにはドイツ戦など辛らつな

物言いで、自分なら換えていたとか、エゴイストとか言ったほ

どでした。オシムさんはサイド攻撃の時、リスクを負ってもSB

も上げて、SHに加え、場合によってはFWや中盤のボランチ

までも使って人数をかけて完全に相手サイドを崩しきる、制圧

するのが好きなようです。ただこれは好みもありますし、

カウンターのリスクが結構高いですけど。オシムさんのサッカ

ーはそういう意味でカウンターがやっぱり一番の弱点かと)

ちなみに今回スペインのサイドバックはリスク管理の為か普通

は攻撃の形に関与しないようなシステムだったと感じました。

これがまたオシムさんには気に入らないのでしょう。

話を戻して、

中盤でパスが回らないのではなく、早めに中盤の選手がサイ

ドに開く形で攻撃してたので中盤にはディフェンダー4人+アン

カーだけで中盤が出払っており、

パスがユーロの時のような回す人数がいなかったのが主因だ

ったと感じてます。

またDFが中盤でボールを回すのはリスクが高すぎます。

さてセスクが入ると何故パスが回るようになったのかというと、

シャビ・アロンソとセスクでは同じアンカーでもタスクが違った

という事に感じ、

守備に専念するシャビ・アロンソと膠着状態を打開したい、

得点が欲しい時に出すセスクの負っているタスクの違いとい

えばよいのか、

セスクが出ると何が変わるのかといえば、

Photo_4

先ほどまでサイドに開いていた攻撃的なMFがやや低めの

中に入り、セスクが底でトップの選手とのダイヤを形成、

ウインガーが前に出ての3トップに変化する事で、

セスクによる1つ前への配給力とかチラすパス能力を利用し、

その1つ前チャビのラストパスやスルーパスなどの攻撃を増

やすようチェンジする戦術だったという事で、

スルーパスはカットされればロングカウンターに繋がるので

リスクが少しあるやり方だといえますが、

セスクが入るとパスが回るようになったというのは、

リスクを増やして中盤でパスを回して、トップの選手やウイン

ガーの選手が裏抜けするタイミングを計ってからの攻撃を増

やすようなった、これは点を取りにいったという事で、

その為に相手守備の隙をうかがい穴を作る為のパス回しで

ありました。

すなわち中盤の選手が中に増えたから回りだしたという事

でもあると思います。

ではドイツ戦に何故パスが良く回ったのかといえば、

Photo_6

序盤は中盤を3枚のブロックにしてさらにウインガーを下げて

横方向に5枚の選手を並べる事で5人の中盤がドイツのエジ

ルへのパスを分断、さらにはボールを奪う事をメインタスクに、

してたように見られ、さらにサイドへの配給もサイドのトライア

ングルの守備で分断、囲んで奪うという駆け引きが見られま

した。

エジルとミューラー(この日はいない)に当て、そこからサイド

に振って、SBの上がりと合わせてウインガーがサイド攻撃を

使うのが(すなわちこちらは人数をかけたオシムさん好みの

サイドの崩しでありますが)、ドイツの得意パターンだったの

を逆用し、

パスを途中で分断してマイボールにしたスペインは、

1トップのビジャがサイドに開きながらボールをもらい3つ上の

攻撃の形が整うまでマイボール後はパスをまわしながら時間

を作り、サイド攻撃パターンへ持っていくという形が攻防の

中で展開されてました。その後ビジャはサイドアタッカーにな

り実質0トップ状態で、

Photo_7

2ボランチでエジルへのパスは相変わらず分断し、

両サイド2人ずつ攻撃手を配置する事でドイツのサイドバック

とウインガーを自陣の守りに釘付けにする事で、それまでドイ

ツが得意としてたサイドバックが上がってウインガーと2枚で

相手サイドを攻略する形を封じ込めたと、作戦勝ちだったと、

サイドに相手選手を押し込め守備一辺倒にした後は、

Wボランチと攻撃的MFの4人が中盤でパスを面白いほど回

して相手が自陣から出てくるのを誘い、それゆえパスがこの日

はよく回ったと、

そして隙を見てサイドからドリブル突破や裏への抜け出しスル

ーパスを仕掛けていく、そんな印象でした。

ここまでスペインの大まかなディテールを書いてきましたが、

狙いという意味でも大まかなディテールなので瞬間瞬間は

当然違いますし、

選手間のポジションチェンジもありますし、

細かな部分はこの記述と違う部分もありますが、

例えば攻撃の始まりはビジャへの縦パスを通してからテンポ

アップの合図になりサイド攻撃が始まるとか、

でも狙いとしてはこういったやり方だったという事で、

中盤の選手が多くないのでユーロの時ほどパスが回らなか

った、それだけリスク管理が第一だったと、

そしてここまで見てお解りかと思いますが、最後に点を決める

アタッカーのポジションがサイドの組み立てに人を取られて手

薄で、だからポゼッションしてサイドアタックをたくさん仕掛けら

れる割に点が取れないやり方でもありました。

それを覚悟してもまずは失点しない事を重視してると(ここも

オシムさんには気に入らないようです、リスクを負っても人数

かけてグループで、すなわちコレクティヴな攻撃をしろという

のが、オシムさん好みで、スカパーでオシムさんの反応と言

葉はその辺りの事をしきりに文句いってましたねえ・笑。

スペインがやらないでどうするんだぁ!みたいな感じで。)

それでも自分は勝つ為に攻撃的に行きながらも今までよりリ

スク管理を重視したデルボスケさんのやり方もよく解ります。

勝つという結果を残すのがやっぱり大事ですから。

結局そんなサッカーだったから華やかさが減ったと感じてま

す。

もちろん南アフリカのピッチが悪いので中盤でのパス回しはミ

スが出やすいのでそれをメインにして相手を誘うのはリスクが

高いので、そういう現実をみれば、より確実なサッカーをさせ

たという事なんだと私は思います。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

追伸

参考までにユーロの時の4-1-4-1スペインです。

ボールを保持するときは、

両SBが高いので普通の4-1-4-1らしくない布陣です。

守備の時はきちんと2列に4人が並ぶ4-1-4-1になりま

すが…。

サイドバックの攻撃参加も今大会よりは多く関与しており、

その配置図を見るといかにもパスが中盤で回せそうだと…、

それが解るかと思います。

Yurosupein

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2010年6月29日 (火)

ワールドカップ、サッカーのトレンド、岡田ジャパン、オシムジャパン、ドイツ、チリ①

ワールドカップ、おもろいですなぁ。。。

毎日サッカー三昧、

といっても元々普段からそういう生活を長年してきてる自分は、

特にワールドカップだからといって見る試合数が増えたとかは

ないですわ。

昨日はチリがブラジルに完敗でした。

3つ前のエントリー、チリのサッカーとスロベニアのサッカー

書いたとおり、中2日の連戦ではチリの常にエネルギーを大

量消費するプレッシングサッカーはやれません。

省エネ時代に相応しくない、非効率なサッカーに感じ、

疲れた体で相手がブラジル、やる前から結果が見えた試合

だったというのが自分の感想であります。

5-0や6-0もあるかなと思ってました。

試合後のオシムさんがエネルギーを大量に使うサッカーは、

連戦になればいつもと同じ事はできないと、

先のエントリーで自分が書いたのと同じ事を言ってたのが印

象的でありました。

プレッシングを前面に押し出したサッカーというのは前にも書

きましたが、やはり時代遅れに思うのです。

日本代表の次期監督にビエルサという声が上がってるらしい

ですが、自分はそれだけはやめて欲しい(笑)。

オシムさんやポポビッチさんのコメントからも伺えたのですが、

自分も深く同感で、彼らはオランダのトータルフットに起源する

プレッシングサッカーが相当嫌いなようで(笑)、

オシムさんとポポさんがちょっとあのサッカーを見下したよう

な態度にさえ感じた、それがさもありなんと見えた自分です。

ポポさんはチリのサッカーに何の美しさもないと切り捨ててま

したが、自分は以前書いた事がありますがポポビッチさんに

次の代表監督をやってもらいたいと思ってる人間で、

大分で見せた大きな全体布陣でトライアングルを作るやり方、

パスを基調にする美しいサッカーはまさに日本向きのサッカ

ーだとオシムの後継だと思ってるのですが、

話を戻して、自分もプレッシングサッカーは退屈で面白くない。

それは狭い布陣によりプレイエリアを限定する戦術であり、

人が密集するだけパスが綺麗に回らず美しさを感じないから

です。

かつてACミランがサッキ時代に強かった頃、FWからDFまで

30mほどしかない狭いエリアでひっきり無しにボールを奪い

合うゾーンプレスのグダグダした試合展開にうんざりした記憶

があります。

今のすぐ寝落ちする年寄りな自分なら爆睡必至(笑)のプレス

サッカーには何のカタルシスも感じず、

美しさや面白さが見えないのです。

でも他方でゾーンプレスの効果については確かに認めるもの

ですが、

でもエンターテイメントのサッカーで、

日本代表の試合で試合時間じゅう密集して相手ボールに群が

る昆虫のようなあれを見せられたらたまらんなぁと思う自分で

あります。

自分は守備サッカーも好きですけど、守備には守備のエレガ

ントさのようなものを求めたいと感じるのです。

スポナビのサイトを見渡すと、オシムさんが今も監督でチリの

ようなサッカーをして欲しいとか、時々そんな文章を目にする

のですが、オシムサッカーとチリのビエルササッカーは対極に

あるサッカーだと、オシムサッカーについてナンセンスな捉え

方をされてる方もいるようです。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

さて日本代表です。

岡田さんもプレッシング大好きな監督さんだと自分は認識し

ており、

以前は前の高い位置でプレスをかけて高い位置でボールを

奪ってというサッカーを標榜されていたわけですが、

そのサッカーがグダグダで批判も多かったと、

実際自分も面白みのないサッカーで、岡田さんには辞めて欲

しいと思ってた人間であります。

ただ日本のレベルは以前からこのブログで書いてますが、

欧州10位相当のレベルにはあると、

自分はずっと日本代表のレベルを低く見積もったことはない

のです。

日本の選手は体こそ小さいものの、小さいがゆえに俊敏性と

長く走れる走力があります。

また、ほぼ同一民族ゆえに意思の疎通も図りやすく、連携の

取れたサッカーも出来るはずで、

だから上記の特徴を活かして良いシステム、良いサッカーが

表現できる指導者が必要だと、1対1などバラバラな戦いでは

体が小さい分、システムが悪いと欧州勢やアフリカ相手には

分が悪いと、日本の能力の発揮には指導者がとても大切だと

思う自分であります。

そんな日本に岡田さんはというと、ベスト16に進んだ今でも

日本サッカーの未来へのビジョンという意味で相応しいとは

思っていない監督なのであります。

ただし現在のやり方でベスト16という自信を得る結果を出せ

ているのは素直に素晴らしいと思っております。

では現在の代表のサッカーはどんなものかというと、

Photo

↑のように、以前の代表のサッカーは4-2-3-1という比

較的縦に長い布陣で、前からプレスという掛け声もあって、

ピッチ全体の広い面積で、色々な場所で様々な選手が相手

に対してプレスをかけまくり、走りまくりで守備をしていたと。

これではいくら走力のある日本の選手といえど最後までもつ

訳が無いのでして、昨年のオランダ戦のように後半には疲

れて終わってしまうのが当然で、プレスをかけるのにボール

を取るエリアを限定しないやり方はちょっとありえないと。

プレッシングするにしてもエリアを決めないと広範囲に選手が

いるので人的密度が薄く、守備力は上がらず無駄走りに終わ

る事も多いと。

それがワールドカップの大会に入ると現実的なやり方に変え、

Photo_2

↑の簡単な図のように一度自陣にリトリートして引いた状態で

守備でプレスをかけるエリアが青いラインの範囲内に限定され

たことにより、現在日本の守備は破綻しにくくなったと、

絵が下手で実際は図より低い自陣に密集する布陣となってお

り、短距離だけ走るプレスでよくなった事で、

試合の最後までプレスする体力がもつようになり、

守備が安定したのが日本のベスト16に繋がった大きな原動

力になってると思います。

以前に三角形とダイヤについて書きましたが、

中央では本田を頂点に遠藤と長谷部がブロックを作り、

さらにその後ろから阿部が掃除する、

あるいは阿部が相手と対峙すると、前から遠藤や長谷部が寄

せて奪う、あるいは阿部が突破されてもすぐに中澤やトゥーリ

オがカバーに入って奪う、

遠藤や長谷部を頂点にする後ろにもダイヤがあり、

遠藤が抜かれてもその後ろのカバーが充実、

ボールホルダーと対峙した時は阿部や大久保がプレスをか

けて奪う、

相手がサイドから来た時は、例えば日本の左サイドからの攻

撃には長友が応対し、大久保が下がってプレスをかけ、

中澤がドリブルコースを切り、中澤のCBの位置には阿部が

ポジションを埋め、遠藤はパスコースを切りながら詰めるとか、

人的密集度が高く非常に強固な守備でありました。

このあたりの守備組織は岡田さんは守備の人だけにしっかり

したものだと、

代わりにでは攻撃はどうするのかといえば、

結局両翼の松井と大久保の自分でドリブルで仕掛けられる2

人頼み、本田のポストから松井へとか、

松井から折り返して本田へとか、

3人で何とか攻撃して来いというやりようは、

例えば両翼の松井と大久保にマンマークを付けられたらどう

か?とか、攻撃の手段そのものがなくなりそうですが、

3人でなんとかしてこいというのも、あまりに攻撃放置なやりよ

うだと感じる自分です。

守備は確かに手堅いですが、これからこれが日本の継承す

べき戦い方のスタイルだ!

とかなったら、はっきり言って嫌ですなぁ。

グループリーグではいいですが、決勝トーナメントでこのやり

方では少々つまらん、と、

おっと書くのに時間がかかり、仕事で出かける時間になりまし

た。

この続きはまた後日にでも…。

ところで最後に大会を連日見て、

今のところモダンなサッカーをしてると感じるのはドイツです。

優勝はドイツとブラジル、

少し遅れてスペインが続くと予想しておきます。

ユーロの時からドイツのレーブ監督のやりようはモダンな現代

サッカーのトレンドに沿ってると、そう感じてた自分であります。

ユーロの時より内容が熟成されてきた感じがしており、

今のドイツは美しさと強さを感じるサッカーだと。

ではそのトレンドとは何ぞや?というのを書こうと思ったら、

時間が無いので次回にでも・・・。

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2010年6月19日 (土)

チリのサッカーとスロベニアのサッカー

ワールドカップの録画を見るのが、

時間なく、最近遅れ気味な管理人です。

やっとスロベニアの試合を見ました。

キーパーを除くと選手個々のレベルが低いなぁ。

でもスロベニアのサッカー、オシムさんがお薦めとか。

ベンゲルさんもスロベニアを過小評価しすぎだとコメントしたの

を見た事があります。

ちなみにユーロ2008の前にもオシムさんがスロベニアのサ

ッカーを押していたのを覚えています。

オシムさんが何を見せたかったのか、何がお薦めなのか?

自分はスロベニアの試合を見てすぐに解りました。

オシムさんの考え方に近いサッカーだと、

オシムサッカーの特徴を前に書いた時、

自分は大変重要な事を書き忘れておりました。

日本代表でのオシムさんのサッカーの大きな特徴は選手間

の距離が大きく、ピッチをとても大きくワイドに使う!

選手間の距離が通常より3~4mは遠かったでしょうか。

そしてベンゲルさんのアーセナルでのサッカーも、バルサの

サッカーも、それに少しですが近い印象があります。

選手間の距離が遠いから強めのパスをビシビシ通しやすい。

なぜなら受け手が距離がある分、パスが来るまでの時間の余

裕があり反応しやすく、トラップしやすい為で、

逆に相手側にしてみればパスを回されれば守備での移動が

大きい。人的密集を維持しにくく、

これにサイドからサイドへのチェンンジやスペースへのフリー

ランニング、3人目の動き、裏への飛び出しなどを混ぜられれ

ば、選手間の距離があるだけに、守備でついていくのが大変

だと。

スロベニアの守備を見て、オシムさん時代の代表の試合を見

てもそうですが、大きくワイドな布陣ゆえ、

守備ではまず奪われた直後のディレイが肝心で、

それから中盤でボールのある所でだけ、素早くコンパクトで小

さなブロックを作り、

その小さなブロックとその後ろのカバーリングを徹底重視した

守り方が大きな肝になっているのが特徴で、

一見守備は脆そうですが、実はカバーがしっかりしていれば

充分守備は堅い。

しかも選手がワイドに拡散してるので、相手守備から離れた

フリーの選手も出やすく、奪えばすぐに攻撃に移れる。

自分はこの守備スタイルを実にモダンだと感じてたのです。

反対にチリのサッカー、すなわちパサレラのサッカーです。

実はチリ戦はまだ見ていないのだけれど、

見なくても大よそは見当がつきます。

3-4-3を基調とした、前後がコンパクトな布陣だろうと、

前の選手はボール狩り(フォアチェック)にいそしみ、高い位置

で奪ってそのまま攻撃する。後ろは人的密集を高める為に高

いライン設定を引く。ボールを失えば、その瞬間すぐに相手ボ

ールホルダーにプレスをかけまくり、隙を与えず奪う。

3-4-3から連想されるように昔のオランダのトータルフット

ボールの流れを汲むやり方だろうと。

ポジションよりスペースの概念で、3-4-3の4の両サイドウ

イングが果敢にサイドを攻め上がり、サイドをケアするため、

相手の守備がサイドに寄ると中や逆サイドにスペースが生ま

れ、そのスペースを突くという考え方もオランダ流だと。

これは今の4-2-3-1に変わったオランダ代表でも得意と

してるピッチをワイドに使う攻撃と源流は同じです。

そして両ウイングはワイドに張る事で、相手の守備もワイドに

分断させる狙いもあります。

このやり方、1つの試合においてはとても強いと自分は思う

のです。調子の良いときには何もさせないぐらいチェックが

速く、攻撃への転換も速い!

後のゾーンプレスにつながる系統の考え方だと。

しかしオランダはワールドカップで優勝できてません。

ビエルサ監督も名将と言われる割に、めぼしき結果を残せて

ないのが結果です。

オランダに関しては結束力とか、ここ一番に弱いとか、

色々言われてきましたが、

自分の感想ではこのトータルフットの系譜のサッカーは、

連戦になってくると、選手が消耗してくる。

連戦が続き、ピッチの誰かがいつものように動けず、

そして穴が出来て、ギャップを突かれていつものように敗れ去

る。

自分がこれまでサッカーを見てて、コンパクトな布陣のサッカ

ーは確かに効果的なのだけど、

人のスタミナというヒューマンファクターを無視したサッカーだ

と、

1つの試合には強いけど、

規律を重んじ、自由を制限し、連動して動き続け、プレッシャ

ーをかけ続けるサッカーは、自分にはとても古いクラシカルな

ものだと、そんな風に映るのです。

だからといってあのスロベニアの個人能力の低さでは、

あのモダンなサッカーが泣くわと。

昨日のアメリカ戦、あれは勝たないといけない試合でした。

そしてチリは初戦良かったようですが、

チリの本当の戦いはこれからだろうと考えています。

敵は相手ではなく人ではなく、スタミナだと。

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